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2008年8月20日 (水)

器と食の関係性

東麻布にある「万歴龍呼堂」。

一度聞いたら忘れられない店名。どのようなお店か?!と興味をそそられていたが、やっとその機会を得て行ってきた。

場所は当然ながら表通りから一本入った静かなところ。ひっそりとという言い方が最も正しいと思うけれど、しかし何者か?と思わせるような冷たさと重厚感とを併せ持つ外観。

中に入るといかにも「ZEN」といった趣の暗い中に石と木が共存しているモダンな和のインテリア。和菓子の鈴懸と似た雰囲気かな。

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この新しい日本の和の表現に、外国からの顧客が次々と現れる理由が分かるような気がする。ミシュランもそんなところを評価したのかも。。。

料理の数々は以下。

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↑本日の食材。左に「コチ」があります!!

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↑すっぽんの煮こごりと玉子豆腐

外気温の暑さをすっかりとってくれるような夏らしい一品

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↑鱧と冬瓜

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↑コチとアオリイカのお造り。塩と出汁でいただく。醤油は存在しない。

この打ち出しの器が夏のひんやり感を演出しており素晴らしい。

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↑椀物。海老と糸瓜。糸瓜の面白さを実感。

勿論、敷物も器も「山田平安堂」。伝統をきっちり守ったモダンな漆器。

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↑太刀魚の焼き物。何と、お野菜にはズッキーニも。筒ゴボウといった技法も使いながら洋食材を取り入れるところが、ここの面白さか。

焼き物をガラスに載せて提供するのも楽しい。山田平安堂の盆の素材感がガラスの冷たさを和らげる。

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↑米沢牛 山椒添え。

やっぱり日本人は牛といえば霜降りが好きらしい。

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↑飯物。正統派で締め括り、安堵。

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↑お櫃がステキだった。一見、杉の普通のお櫃だが、木を締める銀がモダン。

この辺りにもセンスを感じる。

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↑最後の濃茶水羊羹。これまた、お盆が素晴らしい。木の種類は分からなかったが、厚さ素材感、ナチュラル感、全てが最後に落ち着かせてくれる。ありそうであまりお目にかかれない盆。

写真を見て分かる通り、料理だけではなく、ここの凄さは器と料理を合わせることにある。その器の一つ一つは文字通り本物。そして、その意外な組合せが、料理をモダンジャパニーズに見せる。その方法論が非常に斬新で楽しかった。

小難しい料理の薀蓄やZENの精神論を聞くよりも、きっと日本の今を知りたい心ある外国人にはぴったりのお店だろう。

東麻布 万歴龍呼堂

港区東麻布2-33-5

03-3505-5686

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